TOKAIグループのあゆみ
1950年、静岡県焼津市で創業したTOKAIグループは、時代とともに様々な事業を展開してサービスの多様化を図ってきました。
生活・地域に密着したサービス提供を続けてきた私たちのあゆみをご紹介いたします。

焼津瓦斯の創業と、都市ガスの供給
当社は昭和25年(1950年)に焼津瓦斯株式会社として発足し、焼津港周辺で湧出する天然ガスを原料として、焼津市内に都市ガスの供給を開始しました。そして、戦後期の復興の波に乗り、供給エリアを拡大し、社名も東海瓦斯株式会社に改めました。さらに、昭和34年(1959年)にはLPガス(液化天然ガス)事業を開始し、静岡県内外での拡大強化に邁進し、主力事業となりました。この飛躍の背景には、創業地である焼津市の地域特性や戦後の復興期において街が活気づいていたこと、および当社の顧客ニーズに丹念に応える企業風土が奏功しました。

事業の多角化
急激な需要家の増加に伴いLPガスを効率的に配送するため、業界初となる「配送センター」を設立しました。このデータ処理を行うシステム化と電算機(コンピューター)の導入は、後の情報通信事業への参入のきっかけにもなりました。そして、家庭用ガスの供給から得た経験を活かし、住宅設備機器の販売から始まり、建築・不動産、保険、セキュリティ、婚礼、催事事業、CATVなど、お客様の生活の質を向上させる事業を中心に多角化を進め、地域密着の事業基盤を築き上げました。

株式上場と全国展開
東海瓦斯株式会社が1979年(昭和54年)11月に名証二部に、1987年(昭和62年)3月には東証一部に株式上場しました。同年10月に社名を「株式会社TOKAI」に変更し、強固な資本体質と、新たな企業コンセプト・スローガンのもと、さらなる事業の拡大と営業エリアの拡大に邁進しました。
例えば、情報通信事業では、ホームセキュリティ事業に伴う情報インフラの構築を契機として、1985年(昭和60年)8月に静岡県焼津市で「TOKAI情報センター(現在のデータセンター)」を設立し、同事業を発展させてきました。
CATV事業では、1988年(昭和63年)に静岡県沼津市でCATV事業を開始したのを皮切りに、全国各地のCATV事業者を傘下に加え、それぞれの地域特有のコミュニティチャンネルの充実や通信の高度化、高品質化を図り、お客様の数を伸ばしていきました。
そして、時代とともに移り変わるお客様のニーズに応える様々な生活関連サービス(モバイル、アクア、住宅リフォーム、等々)を展開してまいりました。

(『日本経済新聞』2011年4月1日)
「株式会社TOKAIホールディングス」設立
事業の多角化により、グループ会社は多くなりましたが、それぞれが独立した個社として営業活動を行っていたため、グループ間のシナジーを得る経営ができていませんでした。
これを解消し、グループの強みを活かした効率的な経営体制に移行するため、事業の選択と集中を行うとともに、グループ横断的な機能強化を目的に再編を行いました。その結果、2011年4月に持株会社体制に移行し、「株式会社TOKAIホールディングス」を設立しました。
経営統合後も積極的に事業エリアの拡大、新規事業の創出、地域密着の事業を拡大しながら、「お客様の暮らしのために、地域とともに、地球とともに、成⻑・発展し続けます。」を企業理念に、お客様に「安心・安全」「便利・快適」「喜び・生きがい」を提供しております。

未来を照らす光とグループ企業のシナジー(光の重なり)
「T」から光が斜め上に伸びてゆくTOKAIグループのシンボル。
右上の空間は未来を表し、TOKAIグループは常に未来に光を当てグループ各社それぞれ特徴を活かし、企業理念で掲げる「地域とともに、地球とともに成長・発展し続けるグループ」であることを表現しています。
「T」と光の間に「O(円形)」があり、この「TO」は、TOKAIグループの「TO」でありながら、「お客様へ」「地域へ」「地球へ」という意味の「TO」も込められています。
ロゴの色であり、グループカラーに制定されたシナジーブルーは、青が空や海や川を連想することから、色彩心理学上、未来、希望、解放の色とされ、未来へ、世界へ伸びる、そして広がるTOKAIグループの願いを表しています。