トップメッセージ

お客様のニーズに丹念に応えながら、
サービスの充実、地域・社会への貢献を果たし、
持続的な成⻑を実現してまいります。

代表取締役社長(CEO) 小栗勝男の写真

 当社グループは、1950年の創業以来、人々の生活や社会インフラに係る多種多様なサービスを提供しています。これらのサービスの広がりの背景には、お客様のあらゆるニーズに応え、一心にお客様の喜びや満足度を高めたいと考える企業文化があります。お客様や地域の皆様に寄り添い、より安心・安全・充実なサービスを追求してまいります。

2024年3月期 第2四半期の業績について

売上高は3期連続の増収で過去最高を更新、
顧客件数も期首から大幅に増加しました

 当第2四半期は、円安の加速や長引くウクライナ情勢によるエネルギー価格の高騰が続いているものの、経済活動の正常化や各種政策の効果もあり、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、人手不足の深刻化や物価上昇の影響など、先行きは不透明な状況が続いております。

 このような状況のなか、当社グループは新たに「中期経営計画2025」を策定し2023年5月に公表いたしました。2025年度までの3年間で、「成長の根源・基幹・果実」という3つの要素からなる成長ツリーに沿って各取り組みを推進し、サステナブルな社会への貢献を果たすとともに、持続的な成長を実現してまいります。

 当第2四半期の業績については、エネルギー、CATVなどの顧客件数増加などによる増収や、情報通信事業の法人向けストックビジネス拡大などにより、売上高1,052億円(前年同期比1.1%増)と、3期連続の増収を達成するとともに、過去最高を更新しました。

 利益面については、高気温などによる家庭用ガス販売量の減少などがあった一方で、グループ顧客件数の増加などによる増益で、営業利益は43億円と前年同期と同水準となりました。また、前年同期に発生した持分法投資損失の負担が軽減されたことなどにより、四半期純利益は22億円(前年同期比1,403.4%増)と大幅に改善しました。

 グループの収益基盤である顧客件数は、中期経営計画の達成に向け、積極的な顧客獲得活動に取り組んだことにより、期首から28千件増加(前期は49千件増加)の3,328千件となりました。ガス事業(LP・都市ガス)をはじめ、CATV、情報通信(光コラボ、LIBMO)などの主力事業で純増し、収益基盤のさらなる拡充を進捗させました。

通期の見通しについて

売上高は過去最高を更新する計画
顧客件数の増加、エリア拡大を進めます

 通期の連結業績予想に変更はありません。売上高は主要事業を中心に引き続き顧客件数の増加および、エリア拡大によって、2,400億円(前期比4.3%増)を計画しています。一方、営業利益については、顧客獲得強化および人財活性化に向けたコストなどを織り込み、前期と同水準の150億円(同0.5%増)を見込んでいます。また、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益については、前期に発生した持分法投資損失の負担が軽減されることから、それぞれ150億円(同12.9%増)、85億円(同31.5%増)と大幅な改善を予想しています。

「中期経営計画2025」を始動

激変する市場環境のなか、中長期的な企業成長を目指します

 当社グループは2023年5月に、2025年度を最終年度とする新たな「中期経営計画2025」を策定し、スタートさせています。2024年3月期は、「成長の根源・基幹・果実」の3つの要素からなる成長ツリーに沿って各取り組みを推進し、通期の業績は増収、増益を計画しております。最終目標である「果実」として、収益基盤の拡大と新サービスの展開を2本柱に、「事業収益力の成長」を目指します。また、この果実を実らせる「基幹」として「持続的成長基盤の強化」を、そして、これらを中長期で支える「根源」として、「人財・組織の活力最大化」を図っていきます。

 当社グループにとっては大きな挑戦の3年になると認識しています。「中期経営計画2025」のもと、2030年の目標である「売上高4,000億円、営業利益300億円、顧客件数500万件」の実現に向けて、市場環境が変わる中でも着実に収益を上げる企業として、ステークホルダーの皆様のご期待に応えるべく取り組んでまいります。

 株主、投資家の皆様におかれましては、今後とも倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長(CEO)
代表取締役社長(CEO) 小栗勝男の署名

2023年11月