特殊詐欺被害防止に向けた新たな取り組み ~TOKAIコミュニケーションズと静岡県警察の連携~
2025年04月09日

当社グループで情報通信事業を営むTOKAIコミュニケーションズが、静岡県警察本部と連携して開始した特殊詐欺被害防止の取り組みについてご紹介します。
この活動は、地域の安全を守るための重要な施策であり、当社グループの経営理念「地域とともに、地球とともに、成長・発展し続けます。」を具現化し、社会的責任を果たすための一環です。特殊詐欺の現状と背景
特殊詐欺は、社会のデジタル化が進む中でますます巧妙化しています。特に高齢者を狙った詐欺が多く、電話やインターネットを利用した手口が増加しています。静岡県内でも、こうした詐欺の被害が後を絶たず、地域社会全体での防犯意識の向上が急務となっています。
警視庁・SOS47 詐欺防止啓発ポスター
TOKAIコミュニケーションズでは、地域のお客様との接点が多い「TOKAIモバイルショップ」を運営しています。この事業の中で、日ごろからお世話になっている地域の皆様に貢献できることが無いかを考え、静岡県警察の特殊詐欺等被害防止対策の取り組みに協力する事を決定しました。
今回の活動により、身近なモバイルショップスタッフが地域の皆さまに寄り添いながら、詐欺の手口を共に理解し、被害を未然に防ぐための知識を身につけることを期待しております。
具体的な取り組み内容
この取り組みでは、以下のような活動を行っています。
- 1店頭での特殊詐欺等被害防止動画再生
- 来店者に対して、詐欺の手口や防止策を動画で紹介します。
- 2特殊詐欺等被害防止チラシの店頭配布
- 詐欺の手口や対策をまとめたチラシを配布し、情報提供を行います。
- 3静岡県警察防犯アプリ「どこでもポリス」の周知とインストールサポート
- 防犯アプリの利用を促進し、インストールをサポートします。
- 4モバイルショップスタッフによる詐欺相談サポート
- モバイルショップスタッフが詐欺に関する相談に応じ、適切なアドバイスを提供します。
- 5詐欺事案発生時の最寄り警察署紹介
- 詐欺被害が疑われる場合、迅速に最寄りの警察署を紹介します。
- 6モバイルショップイベント・スマホ教室での警察との協働による広報啓発活動
- 警察と連携し、イベントや教室を通じて防犯意識を高めます。
特殊詐欺の手口は、技術の進化と共に日々変化しています。例えば、電話を使った「オレオレ詐欺」では、家族を装って金銭を要求する手口が一般的でしたが、最近では実在する警察署の番号を表示させ警察官を騙り被害者を騙すケースも報告されています。また、インターネットを利用したフィッシング詐欺では、公式サイトを模倣した巧妙な偽サイトが作成され、個人情報を盗み取る手口が増えています。
さらに、詐欺のターゲットは高齢者だけでなく、若年層にも広がっています。特に、SNSを利用した詐欺や、オンラインゲーム内での詐欺行為など、若者が利用するプラットフォームを狙った手口も増加しています。これに対抗するためには、世代を超えた防犯意識の共有と、最新の詐欺手口に関する情報のアップデートが不可欠です。
TOKAIコミュニケーションズは、今後も地域社会に貢献するための活動を積極的に展開していきます。特に、地域住民とのコミュニケーションを大切にし、より安全で安心な暮らしを実現するための取り組みを続けていきます。また、企業価値の向上を目指し、信頼される企業グループとして成長していくことを目指しています。
「TOKAIモバイルショップ」での活動の様子(デモ)
おわりに
地域の安全を守るためには、個々の意識だけでなく、地域全体での協力が重要です。例えば、地域の防犯パトロールや、住民同士の情報共有など、小さな取り組みが大きな成果を生むことがあります。私たちTOKAIコミュニケーションズも、こうした地域の取り組みをサポートし、共に安全な社会を築いていきたいと考えています。
このように、TOKAIコミュニケーションズと静岡県警察の連携による特殊詐欺被害防止の取り組みは、地域の安全を守るための重要な一歩です。今後も、地域社会と共に歩み続けるTOKAIグループの活動にご期待ください。