株式会社アルバトロス・テクノロジーへの出資についてのお知らせ

2023年12月6日

 当社の100%子会社である株式会社TOKAIベンチャーキャピタル&インキュベーションが、発電用の浮体式垂直軸型洋上風車の開発に取り組む株式会社アルバトロス・テクノロジー(本社:東京都中央区、代表:秋元博路)に出資したことを以下のとおりお知らせいたします。

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株式会社アルバトロス・テクノロジーへの出資についてのお知らせ

 株式会社TOKAIベンチャーキャピタル&インキュベーション(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:横田 直人、以下TVC&I)は、浮体式の洋上風車(垂直軸型)の開発に取り組む株式会社アルバトロス・テクノロジー(本社:東京都中央区、代表:秋元博路、以下アルバトロス社)に出資したことを下記のとおりお知らせいたします。

1.出資の理由

 TVC&Iは、TOKAIグループのCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)として、国内スタートアップ企業への投資・支援に取り組み、投資先スタートアップ企業との連携・協業によって、グループ事業の強化やGX・DXの推進、また新規事業創出を目的としたオープンイノベーションを推進しております。

 アルバトロス社への出資は、TOKAIグループとしてのGX領域における情報収集・知見の集積の一環として行うものです。

2.アルバトロス社について

 アルバトロス社は2012年に合同会社として設立(2022年7月に株式会社化)、「風と海の力で自然と共生できる未来をつくる」をミッションに掲げ、次世代エネルギーの技術開発を進めています。

 なかでも、開発を加速している浮体式の洋上風車(垂直軸型)は、回転軸を海面に対し垂直とするもので、海に浮かべる浮体部分の小型化や風車の製造方法の工夫によって、従来型(水平軸型)の風車に比べ、設備費用の大幅な低減が期待されています。また建設・メンテナンスの効率化によって低コストでの運用が可能とされ、既に様々な企業・団体との共同研究が開始されております。

 アルバトロス社は、当社からの出資も含めた資金調達により、人材の獲得ほか、小型海上実験機の開発加速および、次ステップの大型海上実験の準備を進める計画を立てています。

 浮体式垂直軸型風車のウインドファーム(イメージ) 「アルバトロス社提供」

3.TOKAIグループの取り組みについて

 TOKAIグループでは、現在進行中の「中期経営計画2025」において、低・脱炭素化への取り組みを重要な戦略に掲げており、2050年のカーボンニュートラル達成を目指しております。このカーボンニュートラルの達成には、再生可能エネルギーの活用が不可欠であり、世界・日本における再生可能エネルギーを巡る現在・未来の環境について情報収集を進めながら、タイムリーに環境変化に対応していく必要があります。

 TVC&Iは、今回の出資を通してアルバトロス社の成長をサポートするとともに、TOKAIグループのGXの推進、またカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを推進してまいります。